家族信託と受託信託とは全くの別物です。特に大きな違いと言うものは受託者の点であることに深く注意をしてください。家族信託の場合は、受託者は、信頼できる一緒の生計を営むであろう家族や生前に血液的なつながりのあった親族はがそれに該当します。一方、受託信託については、託した者が家族や親族ではなく、信託専用の会社や信託銀行のような金融機関です。それぞれ受託者が家族あるのかそれとも銀行や会社といった金融機関なのかといったところに大きな違いがあるため、それぞれ財産管理のコストや信託に関わる報酬等の差異についてしっかりと掌握し、それぞれのメリットデメリットなどを加味した上でどちらの方法を取るのかを慎重に考える必要があります。